横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

持ち駒

 ホーム三ツ沢での福岡戦は1-3で逆転負け。2位との勝ち点差は10になり、自動昇格は絶望的となった。
今後はプレーオフ圏内を目指す戦いとなる。

 ゲームの入りは横浜のほうが良かった。アウェイのここ2試合では寝ぼけたような立ち上がりで、先制を許して
いたが、8000人の観客に煽られたか?CKからジョンのヘッドで先制。スタジアムの熱気は最高潮に。
ただ、その熱気が悪い方向に。リードして試合を落ち着かせたかったが、お互いのプレーが激しさを増す。

 主審の曖昧なジャッジも加わり、前半とは思えないバトルが続く。すると、イバとキャラが相次いで負傷交代。
飛車と角を同時に失った、手痛いアクシデントでジャンボと楠元を投入。楠元は今期初出場で、いきなりの
大一番。正直、荷が重かった。前半はリードで終えるも、福岡の井原監督は追撃手を用意していた。

 後半頭からエース・ウェリントンを投入。更に負傷したFWに代えて石津がイン。この2枚のスナイパーが
試合の流れを変えた。FKを石津に決められ追いつかれる。加えて城後を早くも投入して勝負に来ると、直後に
ウェリントンにも豪快なミドルを叩き込まれ逆転を許す。最後はPKを献上して勝負アリ。後半3失点となった。

 攻守の要を同時に失ったことが、大きな敗因だったと思うが、同時に福岡の勝負手が素晴らしかった。
後半頭の交代は、逆転の意思を込めていたし、城後は3枚目の交代なのに、かなり早い時間で決断していて、
これも勝ち越しへのメッセージ。実際、直後に得点している。それに対し、横浜の打った手は?後半40分まで
3枚目の交代を切らなかった。逆転されていたのに、だ。追いつくという強い意思を感じられなかったのは、
残念で仕方ない。あまり言いたくないけど、ベンチワークでは完全に上回られていた。

 サッカーは将棋に似たり、とよく書くけれど、駒の枚数は同じでも、駒の種類はチームによって全く異なる。
この大一番で、レギュラークラス3人を駒台に置けるチームと、今年初めて盤上に打つ駒しかなかったチーム。
これがクラブとしての力差であり、悔しいけれど現実でもある。同時に面白い要素でもあるのだけれど。

 次節はイバが出場停止、キャラも怪我で不在の可能性が高い。崖っぷちの状況で、横浜がどのような
戦いを見せるのか?アウェイなのでTV観戦とはもどかしい(笑)