横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

本職

 ホーム三ツ沢での熊本戦は2-0で勝利。8位に浮上し、プレーオフ進出に望みをつなぐことができた。

 中里、西河の出場停止をどう乗り切るか、が課題だった試合。石井起用という、新監督のサプライズがその
答えだった。一方ではキャラ復帰で、守備力向上が見込めたからでもあると思うが、今期出場のない選手、
しかも横浜ではボランチでの起用自体が初めて、となると期待と同時に不安があったのも無理はない。

 その不安を払拭すべく先輩たちが躍動する。開始3分、野村が豪快ミドルを放ち、こぼれをジョンが押し込んで
先制。これで落ち着いてゲームを進められることにできたのは大きかった。石井のプレーはと言うと、守備面では
合格点だ。攻撃面ではまだ遠慮気味だが、ボランチの最重要タスクである「DFライン前の防波堤」としては、
これからも戦力として十分、期待できる。やはり、餅は餅屋だと思う。

 試合としては、40分にCKからイバが2点目を取った時点で、横浜が勝てる流れになった。ここのところずっと、
複数失点が続いていたが、それはキャラが不在だったから。ただ問題だったのは、追加点を取れそうな場面を
何度も作りながら決め切れなかったことで、得失点差を考えると、勿体無かった。で、久々の無失点勝利。

 タヴァレス新監督についてだが、采配で好感が持てるのは、「積極性」と「若手起用」。先週の京都戦で前半に
ジャンボを投入したり、この日のように石井、斉藤、前嶋と若手を多数メンバー入りさせたり、と前監督とは異なる
スタイルだ。監督経験の豊富さでは、横浜FC歴代でも屈指。今後も、その引き出しの多さに期待したい。

 いよいよ残り2試合。6位徳島までのと勝ち点差は2だが得失点差が大きく、実質は3だ。ただ、徳島は7位で
同じ勝ち点の東京V戦が残っていて、勝ち点3を失う可能性はある。大事なのは横浜が東京Vに得失点差で
1だけ負けていること。熊本戦で追加点を取り、得失点差をなくしておきたかったのだが。

 まあ、とにかく連勝するしか道はない。次の岡山は苦手な相手だが、三ツ沢でやれるのだから文句はない。
最終盤まで楽しめる今年に感謝しつつ、日曜を楽しみにしよう。