横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【W杯日本代表編】ローマは1日にして・・・

 ロシアW杯の日本代表は、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で2-3の敗戦。今大会を終えた。
16強入りは2010年以来のことで、4年前が0勝だったのを思えば、「よくぞ帰ってこれた」ポジションだ。
チームは、現状の力を出し切り、運にも恵まれたところはあったが、それなりの結果も得た。簡単に振り返って
おきたい。

 日本の弱点は、事前に友人にも指摘したが「守備」で、結果もそれを露呈した。4試合で無失点はなし。
サイドからのクロスに対応する能力が低く、セットプレーでの失点や、ベルギー戦での再三のピンチ(失点)も、
同じパターンだった。GK、CBの向上は長期的テーマになろうと思うが、海外クラブで活躍する選手がほとんど
いない現実を考えると、4年後は不透明。特にGKはJリーグでも外国人に牛耳られているポジションで、不安が
残る。

 一方、攻撃は想像以上に良かった。乾はスペインで活躍している理由を示していたし、復調した香川も、
チャンスメーカーとして機能した。本田は「持っている」(笑)で、原口のベルギー戦ゴールは秀逸だった。よく
思い出せば、今大会のゴールは「縦に速い」攻めからのものが多かった。その意味で、前監督の遺産は大いに
役立っていたと言えよう。感謝の意を示したい。

 敗戦後のインタビューで監督は「何が足りなかったか・・・全てか」と語ったが、正しい認識だと思う。
欧州のトップクラブでプレーする選手は皆無、監督、スタッフも世界で名を知られた人はいない。それが、今の
日本サッカーの立ち位置だ。ベスト8以上に到達するには、今大会でベスト8に残ったチームのレベルに、
「全てが」到達せねばならない。では、どうすればよいのだろうか・・・

 私見だが、「日本の!サッカーを応援して下さい」とお願いしたい。どのカテゴリーでもいい、こどものサッカー
だっていい。W杯開催時だけ、日本代表の試合だけを見るのではなく、普段から日本のサッカーに興味を
持ってほしい。DAZNでもいいから、日本の試合を見て欲しい。現場に足を運んでくれれば最高だが、とにかく
もっと日本でサッカーが盛んになること。これ以外に道はないだろう。

 ベルギーは人口が約1100万人だが、サッカーは日本より盛んな国だ。国内リーグでも、若手の移籍金が
億単位になることが珍しくないようで、Jリーグより色々な意味で活発なようだ。そんな国と真剣勝負するのが
決勝トーナメントなのだから、勝ち抜くのは容易くない。もっともっと底上げして、いつの日か・・・だよね。