横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、首位に快勝!

5万観衆の熱気

 久々に体験した。とりあえず、いいものだ。いつか横浜FCの試合でも、あの位の客を。

 試合は0-1の敗戦。まあ、現時点での力とメンバーの差を考えれば、妥当と言えるかもしれない。
思いつくまま、箇条書きから。

(選手編)
・阿部と水本のCB(+今野の場面もある)は、まあ、あんなもの。本職じゃないからね。
・駒野、股抜きドリブルからのシュートは良かったね。でもサイドをもっとえぐる仕掛けも見たい。
・サントス、いつもの通り。シュートは枠に飛ばそうね。
ガチャピン(遠藤)、このチームだとまだ持ち味が出ないね。能力は高いんで、もう少し様子見。
・啓太、相変わらずの運動量。地味なカバーをしっかりこなしている。そのまま続けて。
・山岸、あれを決めていればヒーローだったのになあ…でも、あそこでゴール前にいるのが大事。
・寿人、もっと裏にボールを出すよう要求しないと。今日はいい球があまり来なかったね。
・巻、ポストであずけてもらえないのはまだ、全幅の信頼を得ていないからだ。屈強なDFに負けるな。
・ケンゴ、ミドルが枠に飛ばなかったのは緊張のせい?もう一度見たいね。
(会場編)
・日本代表の写真を取り捲る皆様、選手なら普段、Jでゆっくり見れまっせ!
・「レッズを代表にしたほうが強いぞ!」と言っていた後ろの人。その通りだけど、ワシンはいないぞ!
・ゴル裏2階席で見てたけど、応援の迫力がなかったな…昔のほうが熱気溢れていたと思う。

 さて、本来の観戦目的である「オシム監督のやりたいサッカーを見る」だが、部分的には姿が見えた
ものの、まだまだ体現されていないようだった。今日は相手の個人能力が高く、思うようにやらせて
もらえないという事情もあったとは思うが。

 正直に言おう。今回の代表選手は全体的に「環境適応能力」が足りなさ過ぎる。06W杯からの
メンバーには備わっている選手もいる。が、大半は代表経験(若年世代からの通算)が少なく、結果、
「敵」に対する適応能力以前に、「味方」への適応能力が乏しい。つまり…

 味方をどう生かすか、使うか、使われるか。この段階において既につまずいている。だから、相手が
ガーナだろうが、イエメンだろうが同じような試合運びになってしまっている。

 オシム監督の目指す「考えて走るサッカー」は、まず味方を把握しなくては始まらない。敵のことを
考えるより先に、まず味方のことをよく知る必要がある。このあたりは、本来ならジーコ時代にもっと
多くの選手を試し、代表を経験させていれば問題なかったと思う。負の遺産というべきかもしれない。

 代表とは、短い期間で集合し、合宿し、試合をして結果を出さねばならない宿命だ。代表選手は
そんな中で、素早く適応し、チームとしてのまとまりを作らねばならない。幸い、まだ時間はある。
経験が少ない選手も適応術を学び、オシム監督の目指す次の段階に進んで欲しい。