横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

独断と偏見で選ぶ、私の06年MVP of 横浜FC

 最初に。神戸よ、おめでとう。来年はウイングに行きたいな。福岡、残念…遠征は来年以降か。

 「今年の」横浜FCネタを締めくくる意味で、私のMVPを書きたい。恐らく、それぞれのサポに、
それぞれの理由でMVPがいるはず。私の場合では…

 ハマの守護ネ申・菅野?勿論、大活躍。リーグMVPに選ばれそう。でも違う。
 CBでブレーク・早川?最終ラインにがっちりと鍵をかけてくれたね。でも違う。
 いぶし銀のプレーが光る・トモキチ?攻守に奮闘してくれたね。でも違う。
 
 円熟の芸・山口?パスの散らし方は、後輩のお手本だった。でも違う。
 若き最古参・うっちー?年々、成長しているよ。でも違う。
 ずば抜けた攻撃力・アウグスト?J1でも活躍できるはず。でも違う。

 金看板・キングカズ?存在だけでチームを成長させてくれた。でも違う。
 一撃必殺の仕事人・アレモン?本当に凄い決定力でした。でも違う。
 魂の完全燃焼・城?貴方なしでは昇格はなかったです。でも違う。
 将来の代表監督候補・高木監督?いきなりの就任で、あれだけやるとは驚いた。でも違う。

 では、私のMVPは・・・背番号13、チョン・ヨンデです!

 上記の選手たちは基本的に、昨年から在籍していた。外国人選手は助っ人だから、最初から要求
レベルが高い。で、何故ヨンデなのか?と言うと…

 今年、横浜が昇格した原動力は間違いなく、「ハマナチオ」だった。失点の異常な少なさが、
攻撃力不足を補って、余りあるものだったのだ。では、守備陣には、昨年から在籍しているメンバーが
ほとんどだったにも関わらず、何故、今年になって「ハマナチオ」は完成を見たのだろう?

 そう、最後のピースとして必要だったのがヨンデのような「ハードワーカー」だったのだ。
オシムのいうところの「水を運ぶ選手」である。彼の、体を張った気迫あるプレーぶり。あれこそが
昨年までのチームに足りない要素だった、と私は思っている。

 しかもヨンデはCBが本職ではなく、本来はボランチの選手だった。それでも、シーズン前半は
CBとしてプレーし、ゴール前の壁となってハマナチオの中心となった。さらに後半は本職に戻り、
運動量の不安がある(ケガや疲労蓄積で)山口をカバーして中盤で走り回った。1年を通して、
ハードワークを続けてくれた精神力も素晴らしいものだった。

 今年、ヨンデが加入した時に川崎サポの友人は、「必ず活躍する!」と太鼓判を押してくれた。
それを聞いた私は大いに期待したのだが、その期待を上回る活躍を見せてくれたのだった。やはり、
年初の補強としては、最大の成功だったと言えるだろう。

 イエローカードが多かった、という人もいるだろうが、あの役割をこなす以上は、やむを得ない部分も
ある。それだけファイトしていた証であるとも言えよう。その持ち味を変えることなく、来年も
中盤で走り回る姿を見たい。本当に、彼が横浜に来てくれてよかった。ありがとう、ヨンデ。