横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、首位に快勝!

ゴル裏の応援ボイコットについて

2ちゃんねるでは色々と書かれているようで、見ていて面白いけど
私が思うことを以下に。

普通の会社で考えてみた場合ですら、現場の社員が抱えている思いは
経営陣には届きにくい。そもそも意思表示の場所が基本的には無い。
経営陣と直接、対話する機会はやはり経営陣しか持っていないのが
普通であろう。

それでもまだ、経営陣と社員は契約(雇用)関係にあるので経営陣は社員に対して
様々な義務を持っている。
経営が傾き、社員の収入に影響が出る場合などは経営陣が責任について
説明する義務があり、それなりの対応(経営陣の刷新など)を取ることもある。
また、社員が組合を結成していると労使交渉があり、代表者を送り込み
間接的であっても自分自身の意見を伝えられる可能性がある。

そこで、サッカーチームとサポーターである。
当然、雇用関係はない。チームとサポを結ぶもの、それは・・・

やはりサポ側の気持ち、損得勘定や利益を越えた感情(愛情だけでもないかな)しか
ないのではないか。

サッカーチームは一企業でもあるから、そこに損得や利益がからむのは必然である。
しかしサポにはそれがない。チームが嫌いになったのであれば
いつでもサポを辞めることができ、辞めたところで実質的な損害(金銭など)もない。
他のチームに鞍替えすることだってありうる。

それでもチームを見捨てず、現状を憂い、「何かしたい」「何か役に立ちたい」と
考えているサポがいる。それはやはり「チームのために・・・」という精神から
生まれているのだと思う。

そんな気持ちを、意思をどうやって行動で表すのか。
チームとサポは経営陣と社員の関係ではなく、また違った方法があるだろう。
今までにもサポの行動事例はあるが、Jもまだ歴史は浅いし多くの例があるわけでもない。
サポがチームに向かって意思を発信する方法、手法もまだまだ完成されたものではないと思う。
(ブログ、HP、2ちゃん等もそのひとつなんだろう)
応援ボイコットもそんな方法のひとつ。ベストなのか、ベターなのかもわからない。
色々な反応が出て当然だ。

選手、フロントが必ず現れる場所である三ツ沢の丘で行動することは
自然な発想だと理解できる。今回はゴル裏が行うわけだが、昨年のホーム最終戦
スタジアム全体から自然発生したブーイングの嵐を思い起こせば、メイン、バックのサポ、
観客が同調する可能性も十分にある。

ピッチで見せる選手のパフォーマンスこそがチームの結晶だ。
明日の試合内容がいいものならば、あちこちから自然に応援の声は出るだろうし、
2/26や開幕戦のような惨状なら、声はいつのまにか小さくなり、やはりブーイングと
怒号の嵐となるだろう。
ピッチの結果より雄弁なものはないと思う。サポはそれを理解している。

サポに愛されなくなったチームの行き先は知れている。
愛されたければ、まず愛せよ。という言葉があったと思うが
この言葉をフロントに贈りたい。