横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

逃げるべきか、追うべきか

 ホーム大分戦は、1-1でドロー。90分までリードしながらも、アディショナルタイムに痛恨の失点。実に
勿体無い結果となってしまった。今回は、趣向で監督や選手のコメントから振り返りたい。
 
 山口監督:
「甘い、甘い。勝ち点3をみすみす逃したようなゲーム」・・・終盤の試合運びのこと。その理由は?
「怖いのはセットプレーだけなのに、与えてしまう」・・・1点を取りに来る相手に、受身になってしまったが、
「(試合を締める選手がいないが)そういう選手に頼るのは甘い」・・・選手交代で対応する手は無かったか?
「選手交代をするとか、俺自身も決め切れなかったところがある」・・・実は、監督も迷っていたのだ。
 
 この日は暑かった。しかも先発の野村が怪我で、わずか15分で交代。残り2枠を有効に使わねば、終盤に
足が止まることは予測出来たはず。そこで、2点目を取りに行くか、逃げ切るか。監督の迷いは、結局、ATまで
交代枠を残す、ということに。監督の「甘い」は、自分自身への戒めでもあったのだろう。
 
 SB小池:
「最後セットプレーの連続だったので、1回外に蹴りだしてプレーを切りたかった」・・・このDFならではの考えは、
残念だがチームとしては共有されていなかった。DF陣は、いっぱいいっぱいだったようだ。
 
 MF内田:
「追加点を奪うチャンスを取りきれず、締めるべき時間で取られた」・・・守備だけに問題があったわけではなく、
攻撃陣が得点できないのにも問題がある。現状、松下年のキックしか得点源がない。
 
 MF松下年:
「もったいない引き分け。ただ、誰のせいでもなくて」・・・11人の意思統一を高めていかねばならない。
 
 CB渡辺:
「昇格するっていうのは紙一重の勝負だと思うので、そこはこれからさらに厳しくなってくる。毎試合毎試合、特に追い掛ける僕らの立場としては、細かいことですけど肝になってくるんじゃないかなと思います」
・・・これからは、細かい部分が勝敗を分ける。最善を尽くすこと。これは監督や選手だけでなく、クラブや
  サポも含めた総力戦。次のホーム松本戦には、相手サポが多数来場するが、雰囲気で負けてはならない。
 
 昨日は上位陣で勝利したチームがなく、まだ熾烈な争いは続く。次の京都は強敵だが、勝ち点を取って
帰ってきて欲しい。