横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

勝ち組と負け組

 という言葉がある。私は普段、使わないが(最近、巷でもあまり目にしなくなってきた)、この
言葉を好んで使う人もいる。私がいつも気になるのが、この言葉を使う人の多くが、他人のことを
勝手に分類する場合に用いていることだ。

 そもそも勝ち負けとは、ゲームに参加する当事者に下されるもの。サッカーでも、お金儲け(マネー
ゲーム)でも何でもそうだ。当事者達がそのゲームに参加していることが客観的に明白ならば、勝ち
負けを他人が言うこともできる。が、しかし巷で言われる「勝ち組」と「負け組」とは他人を勝手に
土俵に上げてジャッジを下している。なんと傲慢、不遜なことか。そんなゲームには参加していない
他人を一方的に「負け」よばわりするとは、いつから日本人はそんなに頭が悪くなったのか。

 拝金主義の人がジャッジすれば、Jで年収数百万のプロサッカー選手は「負け組」となるのだろう。
しかし、プロサッカー選手はJリーグで1000~2000人程度であり、サッカー人口から見れば
間違いなく成功者である。東大ですら年間数千人の入学者がいるのだから、サッカー選手のほうが
遥かに「選ばれし者」とも言える。

 こう書けば、東大出身の人や在学者は怒るかもしれない。そう、そういうことなのだ。
「勝手に比べてんじゃねえ!!」面白がって、他人に勝ち負けをつける傲慢さを知れ。特にマスコミ。