ビデオで見た。日本の女子サッカー（代表に限定だが）を見るといつも思う。それは、「上手い」だ。
勿論、スピード、パワー、スタミナは男子に及ばない。しかし、技術は全く遜色ない。むしろ、世界での
位置づけからすれば、女子のほうが男子より技術レベルは高いのかもしれない。
もうひとつ、女子のサッカーで感心するのが「手抜きしない」こと。女性の気質なのだろうか？
男子よりもキッチリとやるべきことをやる、という姿勢が身についているようである。男子は一見、
動きがダイナミックなので見逃されがちだが、実は結構、「サボる」ことが多い。いい意味でのもの
ではなく、ここぞという時にサボっていて痛い目を見ることが往々にしてある。特にポジショニング。
１ｍ、いや、時には１歩分のポジションチェンジをサボったがゆえに失点する、あるいは得点機を
逸することが如何に多いか。
サッカー選手は試合中、ボールを触っていない時間のほうが圧倒的に長い。つまり、オフザボールの
動きのほうが断然、多いのだ。だからこそ、ボールを持っていない時に何ができるのか、が実は最も
「差のつきやすい」部分だ。横浜ＦＣの選手も暑さで大変だと思うが、その１歩、１ｍをサボらずに
最後までキッチリとやり続けられるか。土曜の神戸戦で問われるような気がする。
