ホーム三ツ沢での熊本戦は0-1で敗戦。無敗は13戦でストップ。
今季最高の観客の前でこうなってしまうのは、いかにも横浜FCらしい(笑)
監督はターンオーバーを示唆していたが、まさかの8人替え。
渡邊
松浦 伊藤
高木 亀川
手塚 安永
中塩 岩武 和田
六反
前半は強風の風下。加えて前線3人全てが足元の上手いタイプで、逆に言えば
スピードや推進力は期待できない。結果、「重く」なってしまいシュートまで
持ち込めなかった。サウロやクレーベをトップに置けば、もう少し変わったかなと
思うが、良いほうに考えれば前半を0-0でやり過ごせたともいえる。
当然、後半早々から主力選手を投入だと想像していたが、60分まで動かず。
しかも暑さからか足が止まり始め、主導権を握れない状況が続く。出突っ張りの
手塚は疲弊し、安永は迷いがあるか不調のまま。更に中塩のデキが悪く攻守ともに
左サイドは機能せず。
逆に、先発11人を前節と同じくした相手が交代選手を投入すると、走り負けは
更に顕著なものに。引き分けるのがやっとか…と思い始めた終了間際、そんな淡い
期待も、安永の軽率なボールロストからショートカウンターを浴びて霧散。
遂に今季初黒星を喫した。
ここ3試合が苦しめの内容で引き分け、下降線を辿っていた状況から、そろそろ
負けてもおかしくないとは思っていた。特に前節、3-0から追いつかれた内容
からは、後半のゲームマネジメントに問題があることも露呈していた。
まだ先は長く、残り28試合。この敗戦をいい節目として、問題点の改善に着手
してほしい。ガブ、コウスケという主力2枚の不在が大きく響いているのだが、
今後、他選手にも起こりうること。だからこそ、岩武や手塚のポジションも聖域と
せず、使える選手を見出さねばならないだろう。また、外国人選手の起用方法も
工夫が必要で、選手だけなく監督にも宿題は多い。
まあ、そうはいってもJ2では屈指の戦力。しかもまだ、改善できる点が多い。
上積みの余地は十分あるから、期待は大きい。やっているサッカーのベースは
変えなくていい。いいお手本も国内にあることだし、まだまだ強くなれる。