ホーム三ツ沢での新潟戦は1-0で勝利。やっと片目が開いた。
「根本的な手」を遂に打ってきた。昨年の戦術への回帰だ。
小川航
山下 小川慶
林 和田 ユーリ 近藤
吉野 ボニ 岩武
ブローダーセン
「言われたのは2日前(岩武)」らしいが、昨年の経験がある選手が多く、
十分に機能していた。この先発での特徴は山下、小川慶と「走れる」2列目の
献身的なプレス。相手が10人ターンオーバーしてくれて連携がいまひとつ、
戦い方を思い出すのにちょうどよい相手になったのも幸いした。スコアレスで
前半終了。
守備寄りの戦い方なだけに、どうやって得点するか?が課題だと見ていたら、
ユーリが3列目からの飛び出しでスルスルと侵入。近藤がクロスを送るとフリーで
バックヘッド。綺麗に決まって先制。ユーリ曰く、飛び出しは得意とのことで、
今後も良い攻撃のパターンになりそうだ。
後半途中からは相手も主力を投入。守る時間が長くなるが懸命に凌ぎ、最後は
ブロちゃんのスーパーセーブが出て勝負あり。J1復帰後、11戦目で初勝利。
2021年並みの遅さだが、あの時よりは選手層が厚い。期待はできる。
最後に。今年は「スプリント数」が相手より少ないと以前書いた。実はあれ、
10戦未勝利の間は全て継続。しかしこの日は149対108で初めて上回り、
走行距離も10km近く多かった。やはり、技術で劣るチームは走らないと
勝てない。データが全てではないが、侮るべからず。