磐田戦は1-2で敗戦。何度も書くが、6月のホーム3試合は「結果が全て」。ここで勝ち点を
取れなければ、残留は絶望的だ。その意味で敢えて言えば、昨日の試合は「0点」。全く評価できない。
試合の入り方は良く、先制点を取ったところまではプラン通りにやれていた。問題はその後だ。まず
最初の失点は秋葉のミス。中途半端に飛び込んで、成岡に置き去りにされてしまった。飛び込むなら
イエロー覚悟で止めんかい!
●秋葉陽一選手(横浜FC)
「チーム全体として、相手のほうが一枚上手でした」
Q:失点のシーンは相手が消えてしまったのでは?
「はい。ウラに入ったと思ったら、いきなり前に出てきていました。クロスが来た瞬間は、自分が先にクリアできると思っていたのですが…」
このコメントは2失点目のことを指しているが、彼の本当の失敗は最初の失点時にこそあったと思う。
それでも前半は1-1で折り返した。まだまだ勝ち点3も狙えた。しかし後半開始早々、軽いプレーが
失点につながる。
●中島崇典選手(横浜FC)
Q:2失点目については、軽卒なプレーになっしまったのでは?
「はい…。そうですね。中を見ていなくて、それでも人数は足りていると思い、簡単にクロスをあげさせてしまいました。1失点目も、自分が上がっているときのことだったので悔しいです。結果が出ていないので、サポーターが怒るのは当然だと思います」
メイン側だったので私からもよく見えていたが、あの間合いには「クロスを上げさせる。抜かれなきゃ
いい」という判断が見え見えだった。この試合を通して太田には完敗だった中島。精進してほしい。
一番、問題だったのは1-2になってから。正直言って「何事も起こせない」まま80分過ぎまで
時間を使ってしまったのは…
●高木琢也監督(横浜FC):
Q:交代が遅かった理由は? 監督ご自身はうまくいっているとお考えだったのか。
「僕はそういうふうに判断しました」
トモキチを一旦、用意しておきながら引っ込める。ロスタイムに小村を用意して、また引っ込める。
ベンチの迷走ぶりは、メインの客にはシッカリ見えていた。サポの目は誤魔化せませんよ。
1トップは?奥の交代時期?交代枠を余らせた?などなど、色々な意見がサポから出ているが、私が
問題視するのは「ゲームプランが選手に周知徹底されていないこと」だ。1-0になったら、どういう
戦い方をするのか?逆に0-1になったら?1-2なら?そして同点の時は…
監督の意思(理念?)と選手達の戦いぶりが一致していない。意思が正確に伝わっていないのでは?
とも思うし、監督の伝え方にも問題があるのか?と邪推したり。とにかく、ホームで先制しながら
逆転負けを喫したという事実は重く、監督の責任は大きい。
昨年は引き分けに持ち込めた試合も、今年は食い止められない。これがJ1だともいえるが、一方で
昨年のような精神的な強さは無くなってきている。選手が多く入れ替わったせいもあろうが、そこを
伝えるのが昨年から在籍する選手の役割であり、特にベテラン選手の「能力」でもあるはずだ。
●菅野孝憲選手(横浜FC)
(メディアを通してサポーターにお伝えしたいことがあると、菅野選手からのコメント)
「サポーターのみなさんからのブーイングは、結果が出ていない状況なので、当たり前のことです。ただ、クラブ、サポーターと一丸になってつかんだJ1の舞台、手放したくないという気持ちは選手全員、忘れてはいません。負け慣れているわけではないので、根気強く応援していただければ、と思います」
勿論、我々は最後まで応援を続けるよ。菅野のほうこそ、横浜FCを見捨てないでね…