湘南戦は１－４で完敗。４失点の内容を見ればわかるが、自滅といっていい負け方だった。
前半に先制されたが、これはまだ予測の範疇。そう簡単にアウェーで先制はできないからだ。勿論、
点の取られ方は悪かったが、まだ修正可能な範囲だったと思う。ところが…
ハーフでエリゼウを交代。現場では「守備力を犠牲に攻撃力アップで勝ちを目指した」と受け取った。
ところが、エリゼウのポジションに入った根占が致命的なミス…あんなボールの取られ方は、絶対に
許されない。このミスから２点目を取られ、実質的に試合は終わった。
もうその後は湘南のやりたい放題。エリゼウがいなくなって湘南のアジエルは自由にプレーするし、
集中を切らしたウチのＤＦ陣は相手ＦＫに全く反応せず３失点目。おまけに最後はオウン選手の登場！
これ以上ない、無様な状態。選手たちの空ろな気持ちが、サポにまでよく伝わってきた。
唯一の収穫は太田のクロス→ゴキューのゴール。交代の意図を結果で示したこの２人には、感謝だ。
せめて、このプレーを自信にしてこれからの試合に活かして欲しい。
最後に。監督コメントで「エリゼウは守備で前に出過ぎる状態が続いたので、交代した」とあった。
これは残念な話で、第二クールにもなって修正できていないのは監督の責任だ。相棒のアツが攻撃的に
出るのは分かっているはず。ならば、監督がもっとエリゼウへの指示を徹底すべきなのだ。
ここのところ、２ちゃんで散見されるエリゼウへの苦言。パスミスが多いのは事実だが、皆は彼に
何を求めているのだろうか？私は彼に華麗なパス回しなど求めていない。それよりも彼のいなくなった
今日の後半で、横浜のバイタルエリアで何が起こったのか？を直視すべきだ。
横浜でプレーするＭＦで、彼ほどプレスに圧力があり１対１のボール奪取能力に優れた選手はいない。
この能力に限って言えば、彼は他のＭＦを遥かに凌駕しているのだ。ならば、彼に何をさせるべきか、
どんな指示を出すべきかは自ずと定まる。それは承知のはずの都並監督の指示・修正能力に期待する。
