横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、首位に快勝!

「覇者への条件」との出会い

そう、西澤広久氏の連載が始まったのである。
(片岡氏の連載は終了したが、一説では馬券勝負で西澤氏が勝ったから、とも言われている)

第一回の原稿に競走馬を将棋の駒に例えた一文があり、それは将棋の有段者である私にとって
非常にとっつきやすく、納得できる表現であった。
「将棋の駒がそれぞれ別の機能を持つように、競走馬にもそれぞれの機能がある。」
この言葉は今でも大事にしているつもりだ。

初期の連載は非常に具体的でわかりやすい内容が多く、これも私にとっては
ありがたかった。片岡氏の内容は抽象的なものが多く、実際の競馬研究に即、生かせない
場合も多かったからだ。
忘れもしない、ウイニングチケットが勝利したダービー時の連載は今にして思えば、
「ここまで断言して書いていいのだろうか?」という内容であり、それを信じた私は
ウイニングチケットの単とWチケット⇔ビワハヤヒデ馬連に今でも生涯最高の金額を
投入、結果として多額の利益を獲得することが出来たのであった。

そうして西澤信者?になっていた私にとって競馬との付き合い方を真剣に考える転機が
きた。そう、1993年天皇賞秋の講演会である。
あの西澤氏が講演会を開く。参加費用も当時は安かった。迷わず申し込んだ。
確か、渋谷で行われたと記憶しているが狭い会場には大勢の参加者がびっしりと入っており
異様な熱気を発していた。
そうして西澤氏が現れた。
(続く)