横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【一般的】2012天皇賞春・考(1)

 皐月賞は「桜花賞と同じでいて違うこと」、を軽視して失敗。まだまだ。◎、◎´の着順を見て感じた。
 
 まだ2週間あるが、今回から春天を。私の中では東京優駿と並ぶ「読みきりたい競走」である。で、
意外と?当たり前のことが競馬番組研究の方々から語られていない(出さないようにしている?)ことを
踏まえて、客観的事実を書いていく。何かの参考になれば嬉しいです。
 
 まずは春天の位置づけ。私には「古馬最強決定戦」である。何故か?客観的事実を挙げてみる。
古馬GⅠには、4通りの斤量規定がある。並べてみるとよくわかる。
 
 ①全馬58kg(牝馬2kg減は当然ある)
 ②全馬57kg(牝馬2kg減)
 ③4歳以上58kg、3歳は減量(数パターンある)(牝馬2kg減)
 ④4歳以上57kg、3歳は減量(牝馬2kg減)
 
 さて、この中で真の最強を決めるのに相応しいのはどの条件だろう?こう考えれば春天こそが、唯一無二の
競走であると気づく。
 
 次に距離。夏季競馬から始まる古馬中長距離GⅠは、以下のように連なっている。
 宝塚記念(2200m)→秋天(2000m)→JC(2400m)→有馬(2500m)
そして最終駅が3200mの春天になるわけだ。
 
 そもそも、全GⅠを見渡しても「同一距離のGⅠが他にない」競走は、有馬記念菊花賞、そして
この春天の3競走しかないのだ。こう考えれば、有馬や菊と春天の結びつきが如何に強いか、その
理由も納得できるのでは。
 
 近年は賞金額をもってレースの格を語ることも多い。でも、JRAの競走は違う。どんなに高額な
GⅠが出てきても、上記の条件が変更されない限り、春天古馬最高峰GⅠとして受け継がれる。
さながら将棋の名人戦竜王戦のようだが(笑)、これこそが本当の「格の違い」というやつだ。
 
 次回は、春天が持つステップ競走の話など。