横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

遥かなり、山の頂

 本気の舞台では、全くその強さが違うブラジルだった。コンフェデとは比較にならなかった。
点差どおりの内容で、力が全く違った。ドリブルによる突破力、パスワーク、シュート力、
攻めのアイデア、スタミナ、メンタルの強さ…etc。日本が優位に立つものは何一つとしてなかった。
世界王者の実力を身にしみる程味わったことは、今後にぜひ生かして欲しい貴重な財産だ。

 1分け2敗で終わったドイツW杯。これから色々なところで議論が噴出するのだろう。
私は、W杯に限って言えば「結果=実力」だとしか考えられないから今の日本代表ではグループリーグ
突破の力がなかった、と捉えている。
 もちろん、個々の試合での問題(采配、シュートミス、失点の仕方)もあり、敗因をそこに
求めることもできるだろう。しかし、それ以前に今の日本の立ち位置を考えてみたい。
それは「自力でのW杯出場は2回目」という新参者であり、アジアの中でも経験豊富とは言えないのだ。韓国、サウジと一緒にしてはいけない。豪州と対等の立ち位置だったわけである。
その豪州と競り合って敗れたのだ。それは今回のW杯において「世界のベスト16」に上がるには
全ての意味で力不足だったことを意味する。監督、特定の選手だけの問題ではない。
ブラジルと同じ組だったのが不幸だったのではなく、どの組に入っても同じ結果だったのではないか?
と思う。

 組織戦術の有効性と限界を知った2002年。自由なサッカーをするためには「力」が必要だと
サッカーの神様から教わった2006年。次の4年に向けて走り出す日本のサッカーはこれから
何を学ばなければならないのか?予選を突破し、決勝Tに上がるために欠けている「何か」を
追い求める旅がはじまる。

 新しい船長は、誰だろう?オシムはさすがに歳だしなあ…