アウェイでの湘南戦は1-2で逆転負け。残留を争う相手に負けだけは
許されなかったのだが…
前半は守備が全くはまらず、苦しい展開。相手FWウェリントンに当てる
ロングボールに苦労し、DFやボランチが下がるとプレスをかけられない。
また、相手のアンカーをどうケアするかに悩み、混乱したように見えた。
そのせいか、攻撃も精彩を欠き前半終了。失点しないだけよかった。
後半は修正され、早々に松尾が決定的な突破を見せるもPA内で倒される。
ファウルを取ってもらえず、この辺りからジャッジに対して選手、監督が
ナーバスになりはじめた。それでも松尾が、倒された相手DFからボールを
奪って持ち込み、先制ゴール。ここまでは良い流れだったのだが…
何と守備の要ガブリエウが負傷交代。入ったホガンは左CBが不慣れで、
ここから再び相手ペースに。78分に同点に追いつかれ、運動量が落ち始めるも
監督は頭に血が上ったか交代が遅い。相手が83分までに5人を使い切った
のに対し、横浜は4人目が87分、しかも5人目は使わずで意図が見えない。
すると89分、交代で入った選手に勝ち越しゴールを奪われてしまった。
積極的に勝ちにきた相手と、方針がハッキリしなかった横浜。この差が結果に
直結したと言えば、言いすぎだろうか。しかし、負けだけは許されない試合で
どちらが最善を尽くしたか、と問われればそれは…となるだろう。
この敗戦で16位湘南との勝ち点差は実質7に。残り5試合ではほぼ…と
いう状況になってしまった。もう自力がなくなったので、相手が転ぶのを
待ちつつ、残り試合を勝つしかなくなった。今のチーム状態が悪いわけでは
ないが、いかんせん前半の借金が大きすぎる。
とにかく、次のホーム鳥栖戦を勝つしか道は無い。皆、ショックを受けていると
思うがクラブは今年で終わるわけではない。ひとつひとつの戦いが来年にも
つながる。奇跡でもいい、信じて最後まで戦う。それがクラブを成長させるのだ。