横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【シーガルズ編】ギアを変えろ

 ホーム小机での吉備国際大戦は0-1で敗戦。これでホームゲーム3連敗。苦しい戦いが続いている。
好天で暑かっただけに、後半の戦い方がポイントになりそう、と思っていたのだが。

 前半は風上に立ったシーガルズのペース。しかし強風でやりにくそう。そしてやはりというか、ハイボール
対する守備の不安定さが露呈する。ロングボール、CK、FKにDF陣、GKが先にボールを触れない。相手が
他に攻め手のない状況だっただけに、これさえ何とかすれば、なのだが。そして得点できず前半終了。

 後半、先に手を打ってきたのはまたも相手チーム。早めに修正をしてくるのがどうやら2部のスタイル?
そして後半9分、FKから空中戦で競り負け、折り返されたボールを中央で押し込まれて失点。懸念していた
弱点がそのまま出てしまった。さあ、前節同様1点を追いかける展開にどう手を打つ?と見ていたが・・・

 71分、81分とFWを交代。しかし全くといっていいほど流れは変わらず。じゃあ3人目と思っていたが、何と
89分まで引っ張る。最後に入ったFW田中選手はボールに触れたのだろうか?結局、これまた前節同様に
後半のシュートは1本!で試合終了。為すすべなく、の印象が強く残った。

 強風の風上に立った前半、シュートは8本放ったが無得点。この時点でやや苦しいと見るのが常識的判断。
ならば後半、ビハインドの展開は想定されるわけで、その時にどうやってチームにパワーを注入し、ギアを
1段、2段上げるのか?といったアイデアがない。だから試合が尻すぼみになっていく。

 選手は一所懸命やっている。暑くて疲れていても、誰も手を抜いていない。しかし、流れを変えるなら
疲れている選手からフレッシュな選手にしたほうがよい。そのために「7人」ものベンチ入り選手がいるのだ。
勝っている時、負けている時、どんな交代采配で試合を変えていくのか。これが、監督にしかできない勝負だ。

 昨年はチャレンジリーグの中で、ある意味格上の存在だったので、ここまで苦戦する経験は少なかった
だろう。それは選手よりもむしろ、監督に当てはまることだ。私的には、スタッフを充実させ、現場での
アドバイスができる人材をベンチ入りさせる手もあると思う。せっかく元Jリーガーを多く抱えているのだし。

 女子特有の「指導の難しさ」もあるだろうと推察する。しかし、2部のサッカーという意味では男子と同じ。
遠慮は不要だ。残留という目標に向け、更に厳しさを増すリーグ戦、クラブ側も更なる本気が求められるだろう。