横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

2022シーズン総括

3度目のJ1残留を賭けた戦いは、三度敗れ降格。1年間楽しめたシーズン

だったが同時に、「3度目なのに・・・」と何度も思わされた。振り返ってみる。

 

(1)ご乱心

新社長が就任しJ1での手腕が注目されたが、その方針は余りにも斜め上だった。

ゴール裏の改革と称した「改悪」。服の色を制限し、応援旗などに厳しい検閲を

行うという、某国のような思想には呆れた。結果、大事な開幕戦のゴール裏には

応援旗なし。新応援団?とやらを公募したが集まらず。そりゃそうだろう。

 

思えば、今年のつまづきはここから始まっていた。こんな開幕戦をやっているような

クラブに、サッカーの神様は微笑まない。結果、社長は半年で交代となった。

大きな失態で、他クラブからも笑われた事実を忘れてはならない。

 

(2)ご乱心パートⅡ

GMが連れてきたコーチによる新戦術を導入。J2で2位となった戦術を捨てて、

ゼロからのスタートとなった。その結果はリーグ戦10戦未勝利+カップ戦4連敗。

さぞ、クラブ幹部達は青ざめただろう。新戦術を諦め、守備重視に舵を切った。

 

その後の勝ち点奪取ペースを見ると、戦術を変更していなければ、残留の可能性は

十分にあった。これまた大失態で、シーズン終了直後にGMの退任が発表されたのも

当然と思う。前社長とGMの責任は重い。

 

(3)新戦力と主力離脱

J1では実績のない選手中心の補強となった。これはひとつの考え方としては「アリ」

と思う。フィットしなかった選手も多くいたが、井上、ボニフェイス、吉野は十分な

活躍。大卒も林の台頭は大きなサプライズで、地味ながらチームを救ったと思う。

 

一方で、主将ガブリエウは無念の負傷で、1年間を棒に振った。これが最大の誤算で

彼がいれば、これまた残留できたかもしれない。また、小川航、サウロミネイロ

長谷川といった昨年の主力が夏にチームを去った。新戦力の補強もなく、チームは

弱体化。これも降格の遠因といえるだろう。

 

(4)私的選手評価ランキング

1位ユーリララ:彼がいなければ、守備的戦術も機能しなかっただろう。それだけの

パフォーマンスを安定して見せ続けた。守備的ボランチとしての能力はJ1級。

もう1年はいてくれるよね?

 

2位山下:カウンター戦術に変更してからは、攻撃の要となった。彼のおかげで

勝ち点をどれだけ取れたかを考えると、価値は大きい。J1チームからの引き抜きが

あっても、やむを得まい。

 

3位林:ルーキーイヤーだったことを加味すれば、素晴らしいプレーだったと思う。

特に粘り強い守備は印象に残る。まだポジショニングに甘いところが散見されるが、

伸びしろは十分。来季の活躍を期待したい。

 

(5)総評

今年はフロントの大失態が降格の原因、と断言していい。開幕前からのゴタゴタ、

通用しなかった新戦術導入、夏の戦力ダウン。全てフロントがもたらしたことだ。

選手は皆、できる限りのことはやっていた。横浜FCがJ1に定着するために

必要なのは、「フロントがJ1レベルになること」。これに尽きる。

 

今年は降格1チームなので、例年以上の草刈場になることは必至。主力選手が

何名移籍するか?は不安一杯だが、降格してしまったのだから仕方ない。来季は

どういう方針で戦うのか。ここでもフロントの能力が問われる。もうクラメンも

年チケも更新した身、覚悟はできていますよ(笑)横浜、ヤレ!!