横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

気持ちは見せてもらったよ

 ガンバ戦は1-1で引き分け。しかし最後まで走り、10人になってから追いつくなど連敗中には
あまり見られなかったものを見せてもらった。それは「気持ち」だ。「そんなの関係ねえ!」だ(笑)

 監督もFW不足の現状を鑑みてか、開幕当時の戦術に原点回帰していた。

       平本
 タッキー 吉野 根占  呉
       パウロ
 トモキチ 太田 早川 和田
       菅野

 4-1-4-1だ。ガンバ相手に、この策は見事にハマッたと思う。中盤を厚くすることでパス回しを
限定させ、パウロのところで奪う。攻撃の戦術はまだ乏しいけど、そこを運動量という「気持ち」で
カバーしていた。最近は書いていなかったが、個々の寸評を。

 菅野 :よくぞ3日で気持ちを立て直してきた。今日のプレーは満点。
 和田 :値千金の同点弾。呉と共に、右サイドの守備はうまくやっていたと思う。
 小野 :何度か抜かれたプレーはヒヤリとしたが、後半の頑張りは評価できる。
 早川 :退場は彼だけの責任ではない。よくファイトしていた。
 太田 :バレーを抑えられず早川に負担をかけた。簡単に前を向かせては…。やはりCB向きとは?
 パウロ:今日のMOM。攻守に効いていた。個の力でもボール奪取でき、展開力もある。さすがだ。
 呉  :フィジカル自慢というだけある。安田を早々に交代に追いやるパフォは、やはりA代表だ。
 吉野 :パウロとバランスを取る難しい役割を担った。連携が更に良くなれば、期待大。
 根占 :攻撃にもっと寄与して欲しい。ゴール前への飛び出しと、平本との相性に期待したい。
 滝澤 :クロス、FKはキレていた。西山がいるのだから、ペース配分せずガンガンやって欲しい。
 平本 :この戦術では負担が大きいが、よく頑張った。最後のドリブルは鬼気迫る迫力…
 西山 :スピード、ドリブルを見ると「スーパーサブ」がピッタリ。攻撃のアクセントになれる。
 岩倉 :J1で2試合目とは思えない良いデキ。守備だけでなく攻撃にも光るプレーあり。
 内田 :取りあえず、戻ってきてくれたことが良いこと。次も見たい。

 正直、去年のスタイルに戻ったような印象だ。個の力で言えば、呉やパウロは昨年のチームには
いなかったタイプだが、逆にアウグストのような選手もいないのだから、これはこれでいい。

 後は、攻撃面だ。去年の城、アレモンの役を担う選手がいるか?だ。平本はよくやっており、期待
できる。後は、城のような存在だ。現状では、呉がそれに一番近い存在に思える。屈強なフィジカル、
キープ力、よく走るスタミナと根性。彼に、城の役割を期待していいのではないか。

 皮肉な話だが後半も3試合を終えてようやく、監督の構想が現実化したと言えるだろう。昨年のような
堅守をベースにしたサッカーだ。J1首位から勝ち点を取ったのだから、高く評価していい。J1の
主流は攻撃サッカーだが、1チームくらい異端児がいてもいいんじゃないかと思う。

 昨年は異常なまでの堅守を頼りに昇格したのだ。今年もそれを継続するのは自然ではないか、と。