本当にお疲れ様、と言いたい。希望していた首都圏チームからのオファーが無く（他からは数件あった
ようだ）決断した、というのも「らしいな」と思う。自分自身も、住む場所にはこだわりがあるからか？
その心情は理解できる。
昨年のＪ１昇格では、本当に大活躍してくれた。年齢を重ね体力は落ちても、その技術は錆び付かない「本物」だった。若手にはいい見本だったと思う。三ツ沢でのプレーに、横浜Ｆ時代を思い起こした
サポも大勢いただろうが、自分にとってはやっぱり昨年のプレーが最も記憶に残る。
先日、引退試合開催が決まった城、今期京都で引退した秋田もそうだが、フランスＷ杯世代はホントに
少なくなってきた。まあ、あの「不惑のＦＷ」は別格として確実に、世代は変わっていくのだと実感。
でも、それがあるべき姿。偉大なる先人が残した財産をもとに、後輩は更に進歩していくのだから。
個人的に、フランスＷ杯世代の選手達は大好きだ。（米国Ｗ杯予選組も）何というか、まるで高度
成長時代の日本人のようないい意味での「飢餓感」が見えたから。今の選手達は恵まれた環境にある
せいか、そういう人間的魅力、迫力に欠ける。ウチで言えば菅野のような「ギラギラ」が欲しい。
山口が将来、指導者として三ツ沢に戻ってくることを期待しているが、その時は秘めた「飢餓感」も
選手に伝えてくれ。それが日本初のＷ杯出場メンバーとして後輩に伝えるべき「財産」だと思う。
