日本はこれから、働き手が少なくなり高齢者が増えてくる。こどもはますます、日本の「宝」になる。
しかし、日本の（政権与党の、とも言える）政策は働き手やこどもの方を向いていない。高齢者向けが
中心だ。何故？…理由は簡単。若き働き手やこどもは投票に来ないからだ。
今後、働き手は減り、こどもは減る。その結果として税収が落ち込む。更に格差拡大？で国民年金を
払ってこれなかった人達が高齢者になると、彼らは「生活保護」を受けることになる。そのために、
税金が投入される。年金も未払い者が増え続けると、支払いは税金による補填が更に増える。その結果、
日本国の財政は破綻し、弱者救済に使ってきた予算はカットされていく。
かくして、貧しくなった人間はいよいよ食いっぱぐれる。その結果、「食うために」犯罪に走る。
治安は悪化する。警察などが警備を強化しても無駄だ。相手は生きるか死ぬか、なのだから。悪化した
治安による影響を最も強く受けるのは、弱者＝高齢者とこどもだ。
これからの日本は、今まで持っていた美徳を失っていく。皆が貧しく、支えあってきた時代はもう、
戻らない。一所懸命働いて、経済的に裕福になった世代もこれからは、社会的不安に怯えながら暮らす
ことになる。富裕層だといっても、治安の悪い世の中では安心して暮らすことなどできるはずもない。
真っ先に狙われるのだから。（現実に、お金を持った高齢者を狙う犯罪が増加している）
「自分だけがよければ…」の世の中では、人は幸福になれない。周りの人が幸福だから、自分の
幸福も担保されるのだという簡単な真実に、いつ日本人は気づくのだろうか。そして、気づいた時に
手を施すだけの時間的余裕は残されているのだろうか…
