横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【第八回】消費税のこと

 最近、最も熱い?政治課題のことを。
 
 税金とはそもそも何ぞや?ということから考えるのが本筋なのだけど、ここでは消費税のみを考えてみる。
日本の消費税は5%なので、税額としては少ないという。それは他国の消費税が10~25%であり、
その比較としての主張なのだけど、本当にそうだろうか。
 
 欧州では、税率を複数段階で設定している国が多い。生活必需品(食料、エネルギー、衣料など)は
0%!で、贅沢品には高率(20%以上とか)なのだ。だから、所得の少ない人は払っている税額は
少なく、贅沢品を買える高額所得の人が多く払う仕組みになっている。
 
 ところが、日本ではこの方式を取り入れようとしない。現総理ですら「日本の商習慣は複雑だから…」と
言って逃げ腰である。複雑だから何だというのだ?国家が本気でやれば、できないはずはない。政治家の
本音は、贅沢品を製造、販売している「業界からの圧力」に抵抗できない、ということだと容易に推測が
つく。
 
 所謂「低所得」の人に1万円/年を払ってお茶を濁そうとする、現政権のやる気の無さには呆れるばかり。
税率が5%上がったら、1万円程度じゃ焼け石に水だ。何せ日本はほとんどの消費に、消費税がかかって
いるのだから。200万円使えば、10万円/年の税額アップ。簡単な算数でしょう。
 
 今までの方式で5%アップすれば、その先に来るのは「消費者の買い控え」。景気はますます
落ち込むだろう。こんな簡単なこと、知っているはずの現政権には「本気で日本の将来を考えていない」と
烙印を押されても仕方ないと思う。次の選挙でも結果は見えてるな。