横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

参議院選挙のこと

 明日は選挙の日。何かW杯の影に隠れてしまっていて盛り上がっていないけど(笑)
 
 菅総理の発言で、消費税が争点みたいな論調だけど、本当は違うのでは?と。まず考えるべきは、この1年の
民主党政権の評価」からだろう、と。彼らが掲げた政策は、どの程度実現したか、また、残り3年でどれだけ
やる気があるのか?そこを見極めた上で、判定を下すべきだろう。
 
 今の日本が考えるべきなのは…高齢化+少子化+人口減で、このままでは間違いなく「衰退」していく事実に
対して、どう備えるか?だと思う。消費税を上げても、消費する人間が減っていくのだから税収は伸びない。
所得税等、他の税も同様。今後、税収を伸ばしていくのは至難の技なのである。
 
 医療の充実した日本は、その恩恵か、皮肉にも高齢者を多く抱えるという現実も同時に背負う。寿命を80歳と
するなら、リタイア後は15~20年間、生産も消費もあまりしないわけで、そういった先輩方を、少ない現役が
支えねばならない。高齢者からは税収が期待できないわけで、現役の負担は重くなる一方である。
 
 こういった状況を目の前にして、税率をアップする政策だけで全てが解決する、と考えるほうがおかしい。
普通の世帯で考えれば簡単で、例えば4人家族で2人が「稼ぎの無い」病院通いの高齢者だったとするなら、
その家の家計簿はシビアなものになるはずだ。少々、2人の稼ぎを増やしただけでは解決できないだろうことも。
 
 「稼ぎ手を増やす」、「緊縮財政をしく」、「1人あたりの稼ぎを増やす」、どれも正しい解決策だ。では、今の
日本でこれらの策がどの程度、真剣に考えられているのか?ちなみに消費税アップは、どれにも当てはまって
いないのだが…
 
 特に、緊縮財政に関しては動きが鈍かった今までの政権(自民も、民主も)。もっと大胆な策を打たなければ
効果は無いだろう。(特別会計なんか、相変わらずメスが入らない…)日本の将来をどう設計すべきか、
もう少し切迫感を持った政党が出てこないものか。今回は少し虚しさを感じる選挙である。