湘南戦は１－０で勝利。アウェイで湘南に勝ったのは、昇格した０６年以来だと記憶している。そのくらい
苦手としていた平塚競技場での１勝は、価値が高い。そして横浜にとっては、リスタートに相応しいものだ。
前回書いたように、先制して守備陣に余裕があれば…の展開になった。アウェイで勝利する典型的な形に
持ち込めたのが、勝利の大きな理由。今の横浜にとっては、この展開しかなかったと思う。故に、荒掘の
個人技からのゴールは値千金。文句なしのＭＶＰだ。あの積極性は、他の攻撃陣にも欲しいところ。
懸念していた守備だが、今日はよく粘った。湘南がポゼッション志向で、ＤＦラインの裏をあまり狙ってこない、
という戦術的相性も味方した感はあるが。でも、水際で何度も見せた「体を張ったブロック」は、ちょっと
０６年の守備陣を髣髴とさせるものがあって、感動した。最初はあれでいい。失点が少なくなるにつれて自信も
つくし、内容も伴ってくるから。
選手個々を見ると、西田の不調（どうした？）、テホンの伸びしろ（もっとよくなりそうなポテンシャル）、
ナンちゃんの激走（テーピングの足で…）、佐藤の目立ち方（良くも悪くも）、荒堀の突破力（ドリブルが力強い）、
高地のお疲れ感（次節、フル出場は厳しいかな？）、とまあ、色々とあったけど…
とにもかくにも、皆が勝ちたい！という気持ちを出していたのは伝わった。課題はまだまだあるけれど、
今日の勝利で気分的に楽になれたはずだから、次の鳥取戦では更に良い内容で勝利してくれると期待する。
ヒュンメルの先輩としては、勝たなあかん！
