今回はステップ競走となっている春季ＧⅡ（指定）戦のことを。
ステップ競走は３つあるのだが、まずは距離に注目すると、
「何故３２００ｍのＧⅠに２０００ｍのステップ競走が用意されているのだろう？」と疑問を持った
ことはないでしょうか。
この答えは前回書いたとおり。そう、３０００ｍ＝菊、２５００ｍ＝有馬、２０００ｍ＝秋天と
なるわけです。距離に着目すれば、春天がどの先行ＧⅠを重視しているかが見える、と考えてみては。
そこで思い出せば、昨年、日経賞が２４００ｍで施行されたことには、大きな意味があったのですね。
その象徴が、２０１１年２着エイシンフラッシュ・・・２０１０ダービー馬 だったのではないでしょうか。
勿論、１着ヒルノダムールにも「初の戦歴条件」を持たせる根拠になってましたが、これは非公開（笑）で。
また同じことがあった時に使える内容なので（しかも応用がきく）
今年の春天に大きな影響を持つと考える、ステップ競走の変更事項。ご存知の通り、負担重量が
しまったのです。ただし大阪杯では可能なので、これをどう解釈するか。重要な観点でしょう。そういえば
昨年の１，２着は大阪杯組だったような・・・
この負担重量変更、主催者は「年間を通じてＧⅠ競走優勝馬の出走機会を確保するため」と、その
理由を説明しています。では、実際はどうだったのか？確認しておきましょうか。
あれれ、せっかく１ｋｇ減らしてもらったのに、１勝もできていないではありませんか。これはまた
何故なのでしょう。これを今年の、もうひとつの重要事項として検証していくつもりです。
