横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

勝負手不発

 西が丘開催となったホーム松本戦は0-2で完敗。6位との勝ち点差は9となり、今期のPO進出は、
非現実的なものとなった。自動昇格圏内チームとの、力量差を見せ付けられた試合だったなあ。
 
 今期2度目の3バック(守備時5バック)で試合開始。これはホーム湘南戦以来で、1位2位相手に対しての
ウチの監督のリスペクトというか、「普通にやっては分が悪い」ということを暗に認めた形。その意味において、
表題どおりの「勝負手」。将棋の世界では形勢の悪いほうが放つものだ。
 
 しかし、選手自身が消化しきれていなかった。開始早々に押し込まれて、わずか2分で失点。その後も相手の
ペースを変えることができず2失点目を喫す。今期ワーストと言ってもいい内容で、前半を終えた。後半からは
4バックに戻し、引いた相手にボールはキープするものの、ゴールは割れず試合終了。勝負どころすら、
作ることができなかった。
 
 試合後の監督、選手コメントを読むと、この試合に対する考えの食い違いを感じた。選手側から感じるのは、
「いつも通りの戦いをすべき、したかった」という気持ち。監督からは「システム含めて勝負に出た」の言葉通り、
「いつもの戦いでは・・・・」の戦略。この時点で勝負あったというのは、さすがに酷だろうか。
 
 自分自身は、どちらかというと選手寄り。湘南戦はドウグラス不在という明確な理由があった。今回はない。
まさか市村不在のせいでもないだろう。監督も迷ったと推察するが、いつもの戦い方を選択出来なかったのは、
ある意味、2年半監督をやってきた自分自身への迷いとも取れる。それが辛いし悲しい。
 
 ジュビロですら、3バックにしてからチームがおかしくなり、とうとう・・・まで行き着いた。そのくらい、いつもの
戦い方を変えるのは、リスクが大きい。それに2度、挑戦したというのは勇気ある行動でもあるので、
監督のプライドは感じられる。我々サポーターも、そういう監督を見守り、育てていかなければ、とも思う。