横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【三ツ沢連戦編】勝敗は細部に宿る

 土曜のトップチームは大分に1-2で敗戦。後半終了間際に痛恨の失点を喫したが、最後にミスをしたほうが
負ける、という有名な?台詞を思い起こさせた。

 キャラ不在をどうカバーするか、がこの試合の注目点だったが、何と田所、西河、藤井の3バックを採用。
しかし、これがうまくいかず。サイドの守備が曖昧で、簡単にサイドを崩されてしまい早々に失点。久々の3バック
中央となった西河、復帰後間もない藤井ともに不安定だったのを見ると、この策は失敗だったようだ。

 4バックに戻してからは徐々に安定し始める。と、逆にジョンが右サイドをドリブル突破。クロスはクリアされるも
こぼれ球をケンスケが冷静に蹴りこんで同点。ここからはサイド主体で攻める大分と、イバやレドミが中央を
脅かす横浜の競り合いに。得点機は横浜の方が多かったように思うが、そのまま後半アディショナルタイムに。

 絶好のカウンターチャンスを得た横浜だったが、ケンスケがセンターサークル付近で横パスをミス。ここから
展開されると、最後はゴール前の混戦を押し込まれてしまった。「勝ちに出た時が一番の隙」となる。これは、
将棋と全く同じ。ワンプレーの怖さを思い知らされる結果になった。次節・徳島戦で勝ち点を取り返すしかない。
11日、16日、20日と3連戦になり、最初の2試合がアウェー。キツいと思うが乗り切って欲しい。

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 一方、日曜のシーガルズコノミヤ・スペランツア大阪高槻に1-0で勝利。神野監督は待望の初勝利だ。
主力に怪我人(金澤、佐藤、吉田、石原愛)が多い中、ようやく現状での戦い方ができてきたように見えた。
内容的には、もう1、2点は取れたので決定力を上げたいところで、千葉合宿でフィジカルを鍛えれば(笑)、
プラスに働くだろう。神野さんの鬼?メニューに怪我無く耐えて帰ってきてください。

 この日で目を引いたのは、
 ・右MF橘のドリブル突破。あんな能力があるとは知らなかった。これからも積極的に狙っていって
 ・MF加賀の状態は上向いてきている。ドリブルのキレはまだ、だがキック精度は良くなった
 ・ボランチ田中も徐々にフィットしてきている。空中戦では頼りになる存在、後は判断スピードの修正かな

 神野さんが合宿の目的はフィジカル、と言い切ったが正しい判断だと思う。このチームは技術よりもむしろ
フィジカルが、日本で2番目のリーグ戦基準では見劣るのだ(勿論、全員ではない)。試合を見てきている
サポなら気づいているでしょう。90分戦い抜くために、技術を出し切るためにも重要な課題。すぐには結果に
つながらないかもしれないけど、長期的に取り組むべきもので、トップからのサポートも期待したい分野だ。