横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

【おまけ】世代ダート重賞

 今週はレパードSがあるので、私的考察を少し書いてみます。
芝重賞と比べると、あまりに違うJRAの世代ダート重賞でうsが、まずはその比較をしてみましょう。

 ①2歳にない ②3歳春季にない ③3歳秋季にない ④GⅠGⅡがない ⑤ハンデ戦がない ⑥2つしかない

 ①~③は言い換えれば「3歳夏季にしかない」わけで、これは後述する理由とつながっていると見ます。
④については、GⅠは後述するとして、GⅡは古馬ダート重賞でも1競走(東海S)しかないので省略します。
⑤はハンデ戦のない重賞、といえば分かると思います。⑥は3つ用意していないのがポイントです。

 JRAの世代芝体系は、どこをモデルにしたか?はご存知の通り英国です(主催者も認めていますよね)。
では、世代ダート体系について考えてみたことはおありでしょうか(まあ、古馬でも同じですが)。こちらは、
明文化はされていないのでしょうが、どう見ても米国でしょう。今年は、その傍証となる変更がありました。

 500万カトレア賞、OPヒヤシンスS(国際競走になった)のポイントでケンタッキーダービーへの出走権利が
付与されたことです。まあ、これ以外にも多くの類似点が見られますよね。例えば米国のダートは左回りですが、
JRAのダートGⅠも左回りしかないとか。では、米国がモデルと仮定すると、世代ダート戦はどう見るのか?

 今年の米国クラシック3冠を挙げます。というか、私はこれが答えそのものだと考えています。
 ケンタッキーダービー(5月6日)、プリークネスS(5月21日)、ベルモントS(6月10日)
JRAで言えば、全て3歳春季に施行されているのです。これを日本の事情に置き換えてみます。

 「3歳夏季に施行される日本の世代ダート重賞」
 GⅢユニコーンS(6月18日)、JpnⅠジャパンダートダ-ビー(7月12日)、GⅢレパードS(8月6日)
何故、JRAが3歳夏季にだけ世代ダート重賞を、しかも左回りで施行するのか、その意図が見えますね。

 ポイントはGⅠをJRAで施行しないことで、これは統一ダートグレードの事情もあると思われるのですが、
私的には、「ケンタッキー」ダービーに対応して、大井でダービーを行うことに面白さを感じています。また、
JRAではないからこそ右回りで施行するのも理に適っていますか。(川崎でやれば左回りなのに・・・)

 で、ここからは純然たる「おまけ」でレパードSを。芝のクラシック3冠と比較すれば、何故、レパードSが
馬齢戦で設計されているのかも理解できます。そして、重賞は第1回にそのエッセンスが詰まっています。
初代覇者は09年トランセンドですが、彼のその後の成績を見れば、レパードSの存在意義は一目瞭然です。

 歴代レパードS覇者で、他に活躍したのはミラクルレジェンドホッコータルマエの2頭。トランセンド
入れて3頭が出世馬ですが、シンプルな共通点があります。今年断然人気のエピカリスは、それとは異なる
型なので、ここを勝たないほうが(笑)、と思うのです。が、勝つかもしれないので馬券は見送ります。