同じ横浜のチームでもあり、無視できない出来事だと思う。我が横浜ＦＣも今年は監督のことで
大いに悩まされたので…
岡田監督といえば、日本代表のイメージを強く持っている人もいるのだろうが、何といってもＪ１の
３連覇（２シーズン制だが）という大記録の持ち主である。当然、今の日本人監督の中では屈指の
人材だ。では、今年の低迷は一体何故なのだろう。選手の顔ぶれを見ると、到底、今の順位にいるべき
チームとは思えないのに、だ。
私個人の勝手な推測だが、岡田監督の能力に理由があるのではなく、原因は「モチベーション」に
あるのではないか。勿論、選手のではなく、監督のだ。選手の大多数は優勝の経験がないので、当然、
優勝したいと思っているはず。しかし、岡田監督はどうだろう？
岡田監督の心の奥にあるもの、それは「Ｊ１で優勝してもその先が無い」という諦めに近い感情では
なかったか。そう、アジアで勝てないということである。
今年もアジアチャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）では日本勢が予選リーグで敗退。原因はハッキリ
している。「過密日程」だ。横浜ＦＭが挑戦した時の日程と言えば、まさに「地獄の連戦」だった。
あれではターンオーバーできる選手層がないと乗り切れない。今のＪでそんなチームがあるわけがない。
これは日程を決める側の考え方に問題がある。要するに、日本サッカーの首脳陣はＡＣＬを軽視
しているのだ。Ｊさえ盛り上がればいいと考えている人が多いのだろう。しかし、そろそろＪのファンも
不満を持ち始めている。「何故、毎年予選で負けるのか？日本のクラブチームは弱いと思われている」
と。世界クラブ選手権という大目標もあるのに、それを目指すチームの足を引っ張る日程を組むのは
何故なのだろうか。岡田監督の当時の不満を思い出す。
岡田監督のモチベーションは復活するのだろうか？日本代表監督への復帰くらいしかもう残って
いないのかもしれないが…次の選択を注目したい。
ｐｓ 後任には水沼さんか…横浜に二匹目のどじょうはいるのか？（笑）楽しみに見ようと思う。
