もう2006年も終わろうとしている。少しだけ「今年の日本」に思うことを書きたい。
とにかく、暗い話題が多かった。(個人的には横浜FCのJ2優勝など明るい話題もあったが)
親子が殺し合い、
いじめの自殺が増え、
耐震偽装で一生の買い物を台無しにされ、
下克上の星と謳われたホリエモンも不正で逮捕され、
タウンミーティングで文部科学省が「やらせ」を実行して国民を欺き、
本来なら家賃50万円のマンションに政治家が愛人を住まわせ、
インサイダー取引で、エリート投資家が逮捕され、
県知事が次々と逮捕され、
談合で大企業が続々と検挙され、
公務員の不祥事が大量に露見され、
大企業の脱税行為は後を絶たず、
etc…
書いていて嫌になるが、だからこそ考えるべきだ。「何故、日本はこんなに情けない国に?…」と。
現総理の目指す「美しい国・日本」など戯言にしか聞こえない。一体、今の日本のどこに「美しさ」が
残っているというんだろう?誰か教えて欲しい、と思う。
正直に言って、今の日本は他の国に「ここが日本の美しいところ」と胸を張れるモノなど、何も
なくなってしまったのではないか?と考えてしまう。もう、日本は経済力しか、自慢できることは
なくなってしまったのでは?と感じてならない。
美しかった景色も、思いやりにあふれた人の心も、歴史と伝統のある日本固有の文化、精神性も、
この数十年の間に失ってしまったのではないか?と。一度失ってしまうと、もう取り戻せない
ものばかりのような気がする。果たして、今からでも間に合うのだろうか?いや、それ以前に今の
日本人は総理のように「取り戻したい」と思っているのか?皆に質問したら、どう答えるだろう。
「経済的に裕福なら、それでいいじゃーん!」と、大半の人が答えそうな気がする。こんな日本人は
他国からどう思われているのだろう。米国に住む、よっしーさんのご意見をぜひ、聞いてみたい。