横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

桜花賞・考(1)

 来週末のレースなのだが、自分自身、来週から完全移籍先に行くので、どれだけ時間をここに割けるか
わからない。なので備忘録を兼ねて、今日から書こうと思う。

 今年の桜花賞を考えるに当たって、まず確認しておきたいのが「リニューアル阪神コースの年ですよ」
ということ。阪神JFの週から新コースがオープンしたわけだが、今年の戦線を見てみると…

 阪神JF覇者ウォッカ     →チューリップ賞1着
     2着アストンマーチャンフィリーズレビュー1着
(「地」エミーズスマイル    →アネモネS1着 )

 こんなTRの結果、今まで見たことがあるだろうか?最初に調査すべきこと、それは…
 
 03年 阪神JF7着オースミハルカチューリップ賞1着
         2着ヤマカツリリーフィリーズレビュー1着

 そう、「阪神JF出走馬が、チューリップ賞フィリーズレビュー両方を制覇した年」だ。何と、
07年と03年の2回しかない!のである。これは、一般的な感覚からは「不思議」となるはずだ。
阪神JF2着馬がフィリーズレビューを勝ち、阪神JFで1着馬の「逆枠同枠」だったオースミHに
チューリップ賞を勝たせたところまで、よく似ているのだけれど…

 しかし、07年と03年には決定的な違いが存在する。それは、
「03年は阪神JF覇者ピースオブワールドが故障→オークスまで休養」したという事実である。
つまり、03年はウォッカのような馬を「出現させません!」と言うことを早々と宣言していたので
ある。この違いはどこから来るのだろうか?

 03年は、重要な変更があった年だった。それは「馬齢重量の変更」である。この年から3歳牝馬
馬齢重量は変更になり、桜花賞TRは「定量戦→馬齢戦」になった。しかしピースオブワールドは、
定量戦・阪神JF覇者」だった。

 今年のウォッカは当然、馬齢戦・阪神JF覇者である。ピースオブワールドとは異なる馬、と解釈
できる。その上で、03年を彷彿とさせる桜花賞戦線をここまで見せてきているのだ。03年の桜花賞
「取り消し戦」化させた上でチューリップ賞2着馬・スティルインラブが覇者に名乗りを上げ、馬単
万馬券決着。阪神JF4着馬・シーイズトウショウを2着に引き連れて、だ。

 今年はシーイズ型の馬は用意されていない。だとするならば「03年に設計図をチラっと見せた」
モノを今年は全て見せてくれるんじゃないだろうか?と私は仮説を立てる。ウォッカが出馬表に載るので
あれば、今度は「完成図」を出してくる。そう思っている。