横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

新監督と新強化担当

 既報通り、前サガン鳥栖監督の岸野さんが来期の横浜FC監督に決定。この3年間の鳥栖を見れば、
岸野さんのやりたいサッカーは解るし、この2年間は横浜FCを上回るチームを作ってきた。この事実は
評価できよう。問題は、岸野さんでも3年かけて作ってきたという過程をフロントは理解しているかだ。

 樋口さんの目指すサッカーは、試合数が減る来期のほうがうまくいく可能性は高かった。でも、それ
とはおかまいなく「この1年の結果」でフロントは契約を更新しなかった。では、岸野さんがもし、
来期フロントが望む順位を残せなかったらどうなるのか?不安は残る。また1年で切ってしまうのか?

 試合数が減るということは、同時に実戦での熟成速度も遅くなること。36試合しかないのだから、
スタートダッシュの重みは増すわけで、監督を替えたチームはハンデをより重く背負う。それでも、
最終順位だけでまた判断してしまうのだろうか。チームの成長を数字以外で評価する術を、フロントは
持っているのか。現時点では岸野さんへの期待より、フロントへの不安が上回る自分がいる…

 話題を変えて、強化担当。コーサクが就任した。前任の神野さんにはお疲れ様、と言いたい。06年の
途中補強が代表例だが、シーズン途中に打つ手は的確なものが多かった。惜しむらくはシーズン前の
補強。監督の意向、予算など難しい面が多かったのだろうが、やはり07年のシーズン前補強失敗は
今でも悔やまれる。この苦い経験がコーサクに受け継がれていることを祈る。

 岸野さんのサッカーは、運動量が多い。横浜FCの文化というか、今までのスタイル(今年は運動量
確保を目指していたが)とは異なる。ベテランも容赦なく走らせるというその鍛え方に、ウチの選手は
耐えられるか、はたまた乗り越えて成長するか。楽しみにしている。