横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

折り合い

 岐阜戦は2-0で快勝。中断前の最後の試合をいい形で終えられたのは、選手をはじめとする関係者全てが
気分良く中断明けまで過ごせるわけで。とにもかくにも結果を出したチームが素晴らしかった。
 
 今日も前半はいいサッカーをしていた。好機を何度も作ったし、大黒のヘッドは美しいの一言。岡ちゃんが
代表に呼ばなかったことを、本当に感謝している(笑)暑い中、先制されると取り返すためには、とんでもない
馬力を必要とするだけに先制点の持つ意味は大きかった。
 
 後半の入り方に注目していたが、選手も当然わかっているようで緩めたプレーも無く、相手にペースを
渡さなかった。そして、西田の2点目は貴重なゴールとなった。これで、「理想と現実との折り合い」をつけやすい
状況になったからだ。
 
 2点目を取ってからは、明らかに意図的なペースダウンを目論んだ横浜。いなし方が下手なので、リスクを
負って攻めて来る岐阜に、何度か好機を作られたが、2点のリードがあったことと、困った時のホベルト頼み!と
いう拠り所があるためか、精神的な余裕を失わずにプレーできたのが勝因だと思う。
 
 ただ、寄りかかられたホベルトの負担は大きく、途中で足を攣り、最後は負傷退場に。このあたりは今後の
課題。仮に私が対戦相手なら、徹底的にホベルト封じをする。今後の相手も対策をとるはずで、中断期間に
ホベルト依存からどこまで脱却できるか、は重要テーマだろう。
 
 岸野監督の言うように、今の横浜は走り勝てるチームではない。去年、一昨年の横浜を知る人なら、それは
当然理解しているはずだが、本来、監督の目指すサッカーには走る能力が不可欠。今日のようにリードして、
うまく折り合える展開ならいいが、ビハインドを負った状況では、あんなサッカーはできない。
 
 これから、「折り合うためにペースダウンする時間」をいかに減らしていけるか、そのための走力アップに
1ヶ月間を費やすことになるのかもしれない。暑~い宮古島で、フィジカルを追い込んできてくれ。キツい
練習になるのだろうが、監督のサッカーを体現するには必要な能力なのだから。
 
 ps 日本代表は、元々、志向していたポゼッションサッカーに戻るべし。それ以外に可能性はない。