三ツ沢での東京V戦は1-1で引き分け。先制し前半をリード出来たが勝ちきれず。ホームなので、普通なら
勿体無いのだが、仕方ないか、と思ってしまう自分もいる。
前半は横浜ペース。東京Vが噛み合っていないこともあり、シッカリした守備でリズムを作ると、好調・小野瀬が
右サイドをえぐってマイナスのクロス。流れたボールは逆サイドでフリーの寺田に渡り、確実に蹴りこむ。
ここ数試合のいい流れをそのまま表現した、良いゴールだった。後半は風上だし、これなら・・・と思ったが。
後半開始から1人交代し、戦い方を変えてきた相手に翻弄され劣勢に。それならこちらも交代を・・・と思ったら
やはり動かないベンチ。メインからは「津田出せー」の声も飛んでいた。結局、劣勢のままイバのパスミスから
FKを与え失点。最初の交代はその4分後で津田を投入したが、後手を踏んでいる印象。
2人目も藤井を用意したが、なかなかプレーが切れず、その間にジャンボを用意し結局2枚替えに。どうも、
試合の流れと合わない。後半は相手ペースのままで、きわどいシュートも受けたがバーに救われて終了。
いつものことだが、相手が仕掛けてきた時に、的確な応手ができていない、もしくは遅いベンチ。変わらない。
そのなかに「弱連結ゲーム」という言葉がある。登場人物の監督が選手に説明している内容を一部引用する。
「サッカーはスター選手より、チームの弱点となっている選手の方が、全体に与える影響が大きい」
「弱連結を改善することは、スター選手で強みを強化するより得失点差で30%、勝ち点で2倍価値が高い」
選手交代の最大目的は、ここにあると思う。疲れるなどして走れなくなった選手、相手との相性で不利に
なっているポジション、そこから生じる弱連結を修正するためだ。この試合で言えば、杉本選手の投入で、
形勢を逆転した東京V監督の方が、後半の采配では上手だったと思う。
ルス監督は、終わったゲームの内容は的確に把握している。ただ、現場で手を打つという意味では???だ。
今後、自分の手で勝ちを引き寄せる采配ができるようになるのか、それがより一層、問われるだろう。
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