久しぶりの競馬考察だけど、基本的な部分をやるのでそんなに錆付いてはいないはず…
札幌記念という競走を考えると、まず目に付くのはその施行規定。
「GⅡ・定量・1着賞金7000万円」という看板だ。ご承知とは思うが解説すると、GⅡ戦において、
さて、そこでこの設計意図を推測してみたい。何故、このような競走を古馬GⅡ戦に用意しているのだろう?
個人的には、「最終的な主催者の狙い」を想定してはいるが、それは最後に書く。まずは、客観的な事実を。
そのグレードと斤量規定を見れば、近い規定が「GⅡ・別定・1着賞金6500万円」と「GⅠ・定量・高額賞金」で
あることがわかる。
賞金額=格とみなせば、
することはできていない。それどころか、連対すら果たしていないのだ。むしろ2着馬のほうが連対している
わけで…では、札幌記念が持つ機能とは、一体何なのだろうか?これも客観的事実から推測してみよう。
単純に考えてみよう。この競走には2つの側面が仮定できる。
①スーパーGⅡ戦である=天皇賞TRより格上の存在であるGⅡ
②劣化GⅠ戦である=レースの格をGⅠにすれば、斤量規定、賞金面からはGⅠとして扱うことが可能
両方の解釈が可能となる。これは何を意味するのか?それも過去の覇者が教えてくれている。つまり、
覇者によってはこの競走を①として活用し、別の覇者は②として活用しているのではないか?という仮説だ。
(2に続く)