いよいよダービー。今年のJRAキャッチコピーは、「あなたの競馬が走り出す」。私的に感じるのは、やはり
「走り出す」。新しい出発を意味してると解釈しています。とすると、昨年は「終わり」の年だったはず。そこで、
昨年を振り返って、今年と比べてみようと考えました。
横山典 :最後にダービーを勝ったのが2009年(JpnⅠ最後のダービー)
でして、よく見れば「再現不可能」な最終勝利歴を持つコンビだったと分かります。馬名の「唯一無二」の真意は
ここにあったのかもしれません。では、今年を何故、出発の年としたのか。それは2歳戦の整備が完了したから、
が妥当かと思います。しかし、今年の出馬表にいちょうS、朝日杯FS、ホープフルSの勝ち馬は存在しません。
そんな中、ひっそりとGⅢ京都2歳Sの勝ち馬だけが出走してきました。彼の存在は、今年のダービーが
「2歳戦整備をされた世代」のものである、という目印。というか一種のシンボルマークと私的には解釈してます。
とすれば、彼の存在は今年のダービーに関して何かを教えてくれている。そう考えてもよいのでは。
そして。今年の注目点としては、JRA初の外国人騎手誕生があります。私的に気になるのは、
の3頭。そう、GⅠ(優)競走2000m戦の覇者3頭です。アンビシャスは回避ですが、それでもルメールを
ダービーに乗せてくる。ここに主催者の意図があるように感じます。そうそう、外国人騎手といえば・・・
昨年、つまり「最後」の年に、若葉SとプリンシパルSは(混合)戦になりました。昨年は覇者2頭がダービーに
出走しましたが、今年は不在。若葉S覇者の騎手はシュタルケでしたが、これは偶然でしょうか。
ブライトエンブレムが不在。ここからも、「終わりと始まり」を感じ取れるのでは。
始まりの年に相応しい覇者(騎手も含む)は?結論まで、もう少しあがいてみます(笑)