横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

青年は上を目指せ

 野上のJ1広島への完全移籍が発表された。昨年あたりから、いつかは引き抜かれるだろうと思っていたが、
(何度か書いたと思う)まさか、J1でも屈指の強豪である広島とは思っていなかった。本人にとっては最大の
好機到来。ぜひ活躍して、当分は戻ってこないで欲しい。勿論、いつか戻ってくることは期待しているけど。

 そもそも、ウチに入団してくれたこと自体が不思議だった。大学在籍時に、強化指定で数試合出場はしたが、
確か湘南ベルマーレ(J1昇格が決まっていた)からのオファーを断ってまで来たのだから。強化指定での出場を
見た時に、良い選手なのはすぐに分かった。が、だからこそ獲得も難しいだろうと思っていた。まだ3年生で、
4年になったら目立つのは明白。よそから良いオファーがあるだろうことは、容易に推測出来たからだ。それを
中退してまで加入してくれたのだから、ここ数年で一番嬉しい新人だったかもしれない。

 身長180cmと、CBとしては大きくないが空中戦には強い。その理由に気づいている人がどれだけいるか?
分からないが私的には、「腿裏教徒」(笑)だからだと考えている。簡単に言えば、体幹インナーマッスル)が
強く、それは腿裏をうまく使えているということで、体型、走り方を見れば伝わってくる。

 体重70kgも、CBとしては軽量だが対人も強い。それも同じ理由からだ。逆に軽量のメリットでスピードもあり、
所謂3拍子揃ったタイプの選手である。足元の技術はそこそこだが、パスワークがもう少しうまければ、実は
私が切望する1ボランチをこなせるのではないか?とも思っていた。それだけの素材だと思うし、広島が目を
つけたのも実は、山口前監督からポイチへの情報提供があったのでは?と邪推もしているくらいだ(笑)

 現状の横浜でくすぶるよりも、より厳しい場所でチカラを試すほうが、必ず本人のためになる。
(それは、野上だけに言えることではないのだけど)J1でも育成には定評があり、獲得した選手を活かすのが
上手な広島は、移籍先としては最高に近いと思う。武岡のように定着して、我々の眼の確かさを証明してくれ。
そしてまたいつか、三ツ沢で再会しよう。すぐに帰ってくるなよ(笑)