今週は菊花賞である。先週の秋華賞と何を共有し、何をひっくり返すのかがテーマであり、かつ
楽しみでもある。
前フリで皆さんに問題を提起したい。それは…
「3歳限定Jpn気撚晋痢菊花賞だけが東西に(優)付与重賞を持っているのか?」である。昔は
旧・エリザベス女王杯も持っていたのだが。この答え、競馬番組表を見続けている人にはわかると
思うが、意外に基礎的すぎて見過ごしやすいかも、と思ったのであえて取り上げてみた。どうでしょ?
本題。東にセントライト記念、西に神戸新聞杯のJpn兇鮖?諜堂崗沺∈F釮魯札鵐肇薀ぅ筏念の
ことを少し。テーマはずばり「セントライト記念経由菊花賞1着席行き」である。何故これを?と
いうと「現時点でセントライト記念覇者=1番人気=レース前覇者」だからである。
このテーマ、グレード制導入後に実現した馬を挙げてみると
シンボリルドルフ、ミホシンザン、レオダーバン、ライスシャワー、マンハッタンカフェの5頭。
1984年~2006年までの22年で5頭、意外に多いというべきか?
では、この5頭を見て何を思うか?である。が、私の意見は単純である。
「シンボリルドルフの示した枠組みを守った馬」だ。えっ、全勝馬=ロックドゥカンブ?と一瞬
考えてしまうが、そんな訳は無い。枠組みって何だろう?
その前に少々確認。上記の5頭、菊花賞の勝ち方が違う。まともに勝ったのはシンボリルドルフと
レオダーバンの2頭。後の3頭は、
ミホシンザン:隠しぞろ目、ライスシャワー:純粋ぞろ目、マンハッタンカフェ:馬連万馬券、だ。
ここではルドルフとレオダーバンのみを比較してみよう。
(シンボリルドルフ)弥生賞1着→皐月賞1着→ダービー1着→セントライト記念1着
(レオダーバン) 青葉賞1着→ダービー2着→セントライト記念3着
どうだろう?私はレオダーバンの戦歴を「ルドルフの枠組みをキッチリ守った」と思うのだが。
残り3頭は決着構造からも示唆されるように「不足型」だけど彼らの戦歴を吟味すれば、相応の誠意が
見えてくるのではないだろうか。
その上で、ロックドゥカンブをどう見るかだ。たった4戦しかないその戦歴を噛みしめろ!と
主催者は提示しているのだと思う。(外)ゆえのエクスキューズがどこまで通るのか?も重要な課題
だと思うが、私は彼が関東馬でありながら「阪神芝1800m」でデビュー勝ちしたところに大注目
している。そして「南半球生まれ=牝馬と同斤量」で出走することにも。
9日開催の5日目で施行される菊花賞だけに、やっぱり「新しいルート」が開拓されるだろうと
推測する。それは果たして、どんな形なのだろう?