横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

開幕前夜

 いよいよ08シーズンが始まる。J2はご存知のように長丁場なので、先の予想をしても当たらない
ことのほうが多いのを承知の上で、今期を占ってみる。

 今年は「個」のレベルではチームJ2史上最高のチームになったと思う。勿論、昇格した06年の
ような強烈な「個」(=アレモン、アウグスト、軍曹)は存在しないのだが、粒ぞろいである、という
意味では06年を上回る陣容になったと考えている。

 FWはアンデ、難波、そしてカズ。
 MFはタッキー、アツ、根占、山卓、長谷川、ヨンチョル。
 DFは早川、吉本、戸川、太田、トモキチ、中田ヨースケ。

 彼らはJ2では間違いなく「計算できる」選手だ。エリゼウ、池元、ゴキュー、八田、須藤らは
「見ていない」選手なのでここには挙げなかったが彼らにも大いに期待できる。こう考えていくと単純な
戦力で言えば、J2でも中位以上が狙える陣容と見ていいだろう。

 一番の課題、それは「チームとしてのパフォーマンス」であることは明白だ。何せ、半分以上は
入れ替わったのだから連携、意思疎通などに弱点があることもわかりきっている。そして監督。2度の
苦い経験を経て、今期はどのような采配をふるうのか。これも未知数である。

 となると、第一クールでは正直言って何勝出来るかわからない。勢いに乗って勝つかもしれないし、
とんでもなく勝てない日々を送ることになるかもしれない。しかし、それでも…

 黙って第一クールは「見」したいと思う。勿論、現場での応援はするのだが結果に一喜一憂するより
「今年のチームがどれだけの潜在能力を持ち、どんなサッカーを目指しているのか」に注視していこうと
考えている。監督の「強く太い意思」さえ見られればよい。

 現時点で予想すれば、第二クールまでで「五分の星」を残せれば上出来。歯車が噛み合わなければ
10位以下すらありうると思う。ただし「目指すサッカー」が良いもので、そこに向かって着実に
進歩を続ければ後半戦では良い結果を残すのではないか、という期待もしている。

 良くも悪くもキーマンは「津並監督」。彼にとっては正念場でありここで結果を出せなければ、
監督キャリアは終わってしまう可能性もある。彼の持つビジョンが、J2、ひいては横浜FCにとって
有効なものであることを大いに期待して、開幕戦を待つ。