横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

引き立て役

 湘南戦は0-1で負け。シュート数でも、CK数でも、決定機数でも上回った。でも負け。しかも
ロスタイムに失点。平塚劇場を盛り上げる、最高の相手役となってしまった。

 相手はアジエルという将棋で言えば「飛車」を落としたメンバー。それ故か、中盤では互角以上に
渡り合えていた。前半はCKからの決定機を再三作ったが、シュートが枠に行かない。ナンちゃんが
GKと1対1になるが決められない。「ある試合」を思い出し、嫌な予感を持ってHTへ。

 後半もビッグチャンスを作った。片山からの「今季最高」クロスがナンちゃんにどんぴしゃり。
楽に競り勝ったナンちゃん、渾身のヘッドは枠の外へ…orz この時点で、完全に「水戸戦の再現」を
意識してしまった。中2日と中1週間の差、それは最後の10分間に出そうだ、と。

 監督も意識してか、ヨンデ→ネジ、ナンちゃん→エデルと交代の手を打つ。しかしこれが機能しない。
そして試合はロスタイムへ…中盤のミスから失点。奇しくも水戸戦と失点のタイミングまで一緒とは。
今日はユータのような救世主も現れず、ジエンド。見事に06年のリベンジ?を達成されてしまった。
屈辱の3連敗である。

 コンディションの差があったことは否めない。でも、そのために主力を温存した。ハヤの負傷交代は
予定外だった。でも吉本と八田はよくやっていた。問題なのは…決定機を決め切れないことは勿論だが、
「交替選手のチョイス」にもあったと思う。

 ネジもエデルも、交代による効果が全く無かった。何故、栃木戦で活躍できなかった選手達が起用
されるのか、よく理解できない。エデル→ユータの選択が妥当ではなかったか。ネジは右サイドMFで
起用されたが、運動量的に厳しかったボランチで使ったほうがよかったのでは?トモキチを下げる意味が
イマイチ分からなかった。

 「勝ち点3を取ることしか考えていない」チームと「取れなくても大勢に影響ない」チームの差が
結果に表れた試合だった。その意味でも、逆の立場だった06年を思い出す。そして、水戸戦の
劇的さに「誤魔化された」チームも、我々も、今日の負けで改めて「課題はまだ多い」と気づかされた
のではないだろうか。ならば、今日の負けにも意味がある。

 ホーム東京V戦で、点を取って勝ちきる。これができればよい。そうやって少しづつ上がっていく。
それが、今の我々の立ち位置なのだ。