富山戦は１－３で敗戦。記者会見で陳謝した樋口さんの胸中や如何に。ここ６試合三ツ沢では無敗の
チームとは思えないパフォーマンスだったことは紛れも無い事実だが。
それでも前半は、まだ何とかなっていた。得点シーンの展開は左ＳＢ吉田の大きなサイドチェンジが
右ＳＢテルにぴたりと合い、テルのクロスがボランチ！の八角ヘッドにつながるというＪ１でも滅多に
見られない素晴らしさだった。それだけに後半の戦いぶりは残念だ。
富山の同点ゴールはヘッドのクリヤが相手正面に飛んだ不運もある。これはまだわかる。でも、
２点目と３点目は明らかに守備のミスからのもの。富山に崩されたのではない。第一クールに時々
見られたミスが、ここにきて複数出るのは一体どうしたことなのだろう。
ヒョヨンが疲れていた。それはわかる。試合前の練習で、今日のヒョヨンが異常なまでにシュートを
外していたのを見た人なら、今日のデキは容易に推測できたはず。だから監督は早めにナンちゃんに
交代させた。でも、そのナンちゃんも酷い内容。トラップのイージーミスが多すぎて、流れをおかしく
していたのは否定できない。
西田もＦＷの動きがぎこちなかった。ヒョヨンと被る場面が頻発。ポストプレーにも精彩を欠いた。
久しぶりのＦＷで戸惑いもあったのだろうが、持ち味が出せなかったのは辛い。監督の抜擢は、今日に
限って言えば裏目に出たか。
３連戦の最後で疲れがあるのは分かる。でも富山には走り負けていた。向こうがアウェーに乗り込んで
いるのに。樋口サッカーは前から行くスタイルなので、運動量がキツいのも分かる。でももう第３クール
なのだから、うまくやれるようにならねばならない。ダメならば来期はターンオーバー制を考える
しかないが、そこまでしなければならないほどなのだろうか？
監督会見に「何故こんな内容になったのか分からない。選手に問い正してみたい」とあった。これは
サポも同じ思いだろう。体力面？メンタル面？戦術面？複雑なことなのかもしれないが、今のうちに
この疑問を解決しておかないと、来期も同じことを繰り返す。シッカリと取り組んで欲しい。
今年の三ツ沢は次の草津戦が最後。最上級の気合を入れて臨んでくれ。
