横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

ラジオNIKKEI賞・考

 今年は3歳戦の勉強をすると決めているので、馬券購入とは関係なくこの競走に触れておきたい。
 
 まず、競走名から分かるように、2歳戦と3歳戦に共通の関係が構築されているのに気づく。それは、
・世代頂点戦終了後、最初に行われる重賞
 であるということ。つまり、
(2歳戦)朝日杯FS→ラジオNIKKEI杯2歳S
(3歳戦)東京優駿→ラジオNIKKEI賞
 
 主催者は、競走名からも大事なことを示唆してくれる。では、ここから何を読み取るのか?だが・・・
2歳戦においては、GⅠ朝日杯もラ2歳Sも「馬齢戦」で施行される。ところが、3歳戦では東京優駿
定量戦」であるのに対して、あろうことか、ラジオNIKKEI賞は「ハンデ戦」なのである。
 
 一体、これは何故なのか。このことを考えるのに重要なのは、当然?ながら菊花賞だ。
東京優駿の次に来る世代限定GⅠなのだから。その菊花賞は、2003年に重要な変更があった。
そう、負担重量である。定量戦から馬齢戦へ。これがラジオNIKKEI賞へ影響を及ぼしたと考えるのは
自然だろう。
 
 その象徴として、ラジオNIKKEI賞がハンデ戦になった2006年の菊花賞馬は、当該競走2着歴
(最先着歴)を持つソングオブウインド。現在の菊花賞がどんな性質のGⅠなのかを端的に示しているわけで、
逆に言うと、「東京優駿の直後にハンデ戦重賞を設計した」ことが、菊花賞の性質転換を宣言した、となろう。
 
 2006年以降の菊花賞馬を眺めてみれば、ディープインパクトとの落差に唖然とする。しかし、それが
上記の性質転換の結果だと考えれば、妙に納得がいかないだろうか?