今秋も世代限定戦に注目していくつもりなのですが、今日は個々の競走ではなく、全体を考えてみます。
既に理解している方も多かろうと思うのですが、自分自身のまとめを兼ねて書いてみよう、と。
そもそも、世代限定戦が何故行われるのか?と考えると、一応、名目としては
「競走馬の成長途上で、年齢非限定の舞台に送るのはまだ無理」ということになるのでしょう。
(本当に能力的に無理なのか、は別の話ですけど)
で、世代限定戦をやる以上、世代の頂点を決めるのは必然というか宿命。そして東京優駿という世代頂点
決定戦が存在するのです。で、その下に「牝馬限定の頂点戦」、「マイル(別距離体系)頂点戦」、「2歳頂点戦」
などがあるのです。そして、東京優駿が行われた翌週から、3歳馬は年齢非限定戦の世界に飛び立つのです。
さて、この事実を見ると当然ながら、ひとつの疑問が出てくるのです。
今更、世代限定で何かを競う理由があるの?という疑問は、妥当なものですよね。では、その理由とは?
それを、競馬番組という事実から特定しよう、というわけです。その方法は至って簡単。東京優駿以降に
施行される世代限定戦は数少ないですが、その中の頂点戦=菊花賞が、その理由を物語っているはずです。