横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

シンプルに、シンプルに

 ニッパツ三ツ沢での金沢戦は2-1で勝利。連敗を8で止め、しかもホームで3ヶ月ぶりの勝ちに、サポも
大喜びとなった。監督交代の劇薬を使ったクラブに、現場は結果で応えた。降格争いのことを考えれば、
ホッと一息である。

 前監督が導入した3バックをアッサリ諦め、4-4-2の原点に戻ったのは、中田新監督の意図を明確に
示したものだった。戦い方も至って分かりやすく、相手DFの裏を狙うボールを増やした。これにより、黒津の
裏抜けスピード、小池の外から中に入る機動力、そしてジャンボの高さが活きるようになった。

 先制点は市村のアーリークロスに、ジャンボが頭でシュート。追加点もジャンボが頭で落としたボールを
黒津が押し込む。今までジャンボに合わなかったパスが合うようになったのは、早いタイミングで相手の裏に
ボールを送ったから。更に副作用として、相手DFラインを下げさせる効果も大きかった。

 PKで1点差に詰められたが、大きかったのは途中交代で入ったヨンハの復帰。中盤の底で体を張り、相手の
勢いを封じてくれた。クローザーとして最高の働き。今期の横浜に足りなかった「ボール奪取力あるMF」の
存在は、これからの戦いにおける大きな武器になるだろう。

 この日の戦いをベースにしていけば、今後もいい試合ができると思う。後は、メンバー構成に合わせて、
戦い方のバリエーションを少しづつ思い出していって欲しい。3年間磨いたポゼッションも、またできるはずだ。
シンプルに、はいいが単調にならないこと。監督が引き出しをひとつひとつ開けてくれることを期待する。