横浜FCと競馬を愛する男の日記

横浜FC、GWは連勝したい

馴化

 ホーム三ツ沢での岐阜戦は1-2で逆転負け。カズの今季初ゴールもあり、クラメンデーでもあり、の日に
この結果・・・ガッカリだ。
 
 前半は横浜ペース。岐阜が前から守備に来ないため、楽にボールを保持。そんな中、今季好調を維持する
小野瀬がドリブルで右サイドを深く抉り、マイナスのクロス。ヘッドで合わせたのはキングカズ。J最年長ゴールを
更新し、カズダンスまで飛び出す。その後も主導権を握ったまま前半終了。ここまでは「最高の週末」だったが。
 
 後半、岐阜のラモス監督が動く。開始から左MFを風間に交代させると一転して、岐阜ペースに。一方、
「ふわっと入ってしまった(寺田)」横浜は対応できない。左サイドを崩されレオミネイロの見事なボレーシュート
食らって失点。しかしまだ同点、ここからが勝負とばかりにジャンボを投入する。しかし・・・
 
 横浜DF陣の裏に縦パス1本で抜け出したレオミネイロが、1対1となったGK渋谷も交わして逆転ゴール。
前がかりになったか、守備陣のリスク管理が甘かった。イバを投入して同点を狙うが、焦ったのかミスが増える。
結果、ケンスケがツケを払う形になり退場。最悪の展開になってしまった。これでは厳しく、そのまま試合終了。
 
 今期、ホームで9試合戦ったが、何と1勝4分け4敗。1試合平均で勝ち点1も取れず、これは降格ペースだ。
つまり、「ホームでお金を払って試合を観戦している」観客には、降格レベルの試合を見せているということだ。
ここ数年、ホームでは弱い横浜だが、クラメンデーでの逆転負けを喫しても、悔しさを滲ませないチームには、
正直言って、危機感を持つ。
 
 監督が体調不良で不在→監督代行を立てる→監督が辞任し身内から新監督就任、は昨年と全く同じ。
「教訓」と言う言葉を知らないフロントには呆れるが、選手たちも「2度目」の出来事だからか、反応が鈍い。
所謂、「馴化」である。選手たちこそが、もっと危機感を持つべきだ。今年はまだ、残り試合数も多いのである。
「降格」なんてない、と思ったら大間違いで、それは昨年の大分を見れば理解できるだろう。
 
 その意味で、中田監督に課せられたミッションは昨年より重い。チームの再構築に着手するしかないからだ。
この試合は就任後間もなかったので、実質的に「中田色」を出せるのは次節以降だろう。その次節がホームで
強敵・町田相手なのは試練だが、ここを乗り越えれば展望が開けてくる。色々な意味で楽しみにしている。